「子どものスマホ依存はカンタンに防げる!」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。本「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【子どもの「スマホ依存」の予防法】をお届けする。
子どものスマホ依存
→「3つの神習慣」で予防可能!
スマートフォン、インターネット、ゲーム、ソーシャルメディアなどは子どもの役に立つ「学習ツール」です。しかし、有害な面を持ち合わせています。特に、ゲームやソーシャルメディアへの依存は多くの家庭で起こりえる問題です。
子どもとテクノロジーのつき合い方について、3つのポイントを押さえておきましょう。
(1)スクリーンタイムのルールを子どもと一緒に作る
ゲーム、スマホ、インターネット、テレビなどの視聴時間を、「スクリーンタイム」と呼びます。家庭ではスクリーンタイムの制限を作りましょう。親が一方的に決めずに、必ず子どもと一緒に決めましょう。紙に書き出して、子どもの目に入る場所に貼っておきます。
「スクリーンタイムは1日2時間まで!」と決めれば、子どもはゲームの時間やスマホの時間を自分で管理するようになります。
(2)子ども部屋にはスマホやパソコン、テレビを置かない
パソコン、テレビ、ゲームは家族が共有する場所に置きましょう。子ども専用のノートパソコンを用意する時も、家族がいる場所で使うことをルールとします。さらに、有害サイトや詐欺サイトなどについて、家族で話し合う機会を持ちましょう。
親が有害サイトへのアクセス制限をかけるフィルタリングを利用する方法もありますが、子ども自身が「なぜ有害なのか」を理解して、自分の行動に制限をかけられるように導いてください。
(3)子どもを暇にしない
ゲームやメディアに依存する子どもの一番の原因は「暇」なことです。
子ども時代こそ多くの活動に参加させて、多様な人とふれ合うこと、体を思い切り動かすこと、自然と接することなどを体験させましょう。
家庭で一人で遊ばせておくくらいならば、放課後の学童保育やスポーツ、地域の子ども会などへ参加させて、忙しくさせてください。
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子育て成功のカギは「強み育て」にある
子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?
たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。
つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。