『風、薫る』第56回より 写真提供:NHK
今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラに関する著書を2冊出版し、毎日レビューを続けて12年めの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は第56回(2026年6月15日放送)「風、薫る」レビューです。(ライター 木俣 冬)
看護とは何か? 捨松の答えは
第12週「旅立ち」(演出:佐々木善春)のはじまり、第56回はバーンズ先生(エマ・ハワード)の進退と安(早坂美海)の結婚、おおむねその2本柱で進む。トピックスとしては、ここに捨松(多部未華子)、久々の登場!
バーンズ先生は看護養成学校が閉鎖になったらどうなるのか。
安の結婚は着々と近づいていた。
バーンズ先生の動きは想定内として、安はここへ来て、え?そうなる?という流れに。
まずはバーンズ先生から見ていこう。
バーンズ先生が捨松に会いに来た。
なんとふたりはここではじめて出会う。看護婦養成学校は捨松の肝いりだったはずだが、どうやら、お金は出すけど、中身は自由に任せてくれるという心の広い人なのだろう。忙しいのかも。
ここで禅問答のようなことが交わされる。
バーンズが「看護とは何か?」と問うと、捨松の答えは「いまだに看護のなんたるかはわかりません」。
「やはり捨松様は、お噂(うわさ)どおりのかたです」とバーンズは満足そう。
彼女のほうは「看護婦を育てられなかった」と反省を述べる。だが、その続きは『風、薫る』名物、描かれない。
結論を述べず、途中で切って、しばらくしてから続きが描かれることが時々あるのがこのドラマの特性だ。早送りで先を探してもいいですよ、という意味なのだろうか。
ラストまで早送りすると、おそらくこれがバーンズ先生の捨松への用件だったのだろうと想像できることがある。いや、早送りせずに順番にちゃんと見てほしい。わずか15分なのだから。
場面が変わって、りん(見上愛)の家。安の嫁ぎ先との顔合わせの日。
そこで安は衝撃的なことを言いだす。







