「パソコン教育は小1からスタートOK!」。そう語るのは、日米で学習塾を経営し25年間で延べ5000名以上のバイリンガルを育成しているTLC for Kids代表の船津徹氏。本「こんなにも具体的で内容が詰まっているものは初めて!」「目からウロコ」と子育て世代に話題の新刊『「強み」を生み出す育て方』の中から、25年間の塾経営でたどり着いた【家庭で楽しくパソコン教育を進める方法】をお届けする。
家庭でのパソコン教育
→小1からスタートOK(幼稚園でも可能)
日本でもプログラミング教育が始まり、STEAM教育をカリキュラムに導入する動きが進んでいます。STEAM教育とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の略で、これからの社会で「最も成長が著しい分野」と考えられています。
しかし残念ながら、日本のSTEAM教育は世界最低レベルと言わざるを得ません。
原因の1つは、学校教育においてコンピューターの使用(宿題や課題をコンピューターで行い提出すること)が少ないことです。そのため、家庭で子どもがPCやタブレットを使う機会を増やし、ITリテラシーを高めていく努力が必要です。
家庭でのコンピューター教育は小学校低学年から(幼稚園児・保育園児でも可能)スタートすべきだと私は考えています。小学1年生の場合、この夏休みがパソコン教育をスタートするのにピッタリです。
現在は多くの自治体で「子ども1人につき1台の端末」を確保するための整備が進んでいます。すでに小学校低学年でPCやタブレットを使っているという方も多いかもしれません。
まだ端末を持っていないという場合は子ども専用のパソコン(中古で十分)を用意するのがおすすめです。タイピングや基本ソフトウェアの使い方を身につけさせることで「コンピューターは難しい!」という抵抗感を取り除くことができます。
またコンピューターを使って音楽を作ったり、動画を編集したり、アニメを作ったり、簡単なソフトウェアやゲームをプログラミングするというクリエイティブな使い方を経験させてあげることで、STEAM教育を身近なものにできます。その際は子どもの気質に合った経験をさせてあげることが大切です。
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子育て成功のカギは「強み育て」にある
子どもが社会の変化に翻弄されずに、自分らしく幸せに生きていくには、失敗や挫折に負けない「たくましさ」を確立しなければなりません。一生ものの武器になるたくましさですが、どのように育てれば良いのでしょうか?
たくましさが育つ要因は、家柄、血筋、遺伝ではありません。もちろん親の学歴や職業も無関係です。「子どもの潜在的な強みを引き出すこと」でたくましさは育つと断言できます。
つまり、子育てで最優先すべきは「強み育て」なのです。強みは、音楽でもスポーツでも勉強でも、なんでもいいのですが、習い事は強みを育てる最高のチャンスになります!だから習い事選びは「子育て成功」に直結するのです。