「ぎっくり腰」の引き金は?
――「ぎっくり腰」も原因は同じでしょうか?
高野:一般的な腰痛は「慢性」であり、「ぎっくり腰」は「急性」の症状です。腰に負担がかかる「慢性」の状態が続いたとき、腰には疲労が蓄積します。その状態で、急激に動いたりするなど、なんらかのきっかけを引き金に、筋肉や筋膜が損傷して激しい痛みを引き起こすのが「ぎっくり腰」です。
つまり「ぎっくり腰」の大きな原因の一つとしても、脚の筋肉の緊張が関わっていると言えるでしょう。
また、「ぎっくり腰」はクセになりやすいと言われますよね。これは、無自覚のまま慢性的に腰に負担をかけている人が、さまざまなきっかけによって、繰り返し腰の筋肉などを損傷することが多いからなのです。
※次回の記事では、腰痛に効果的なケアを解説します
BIKOTSU ZERO院長・ゆがみ整体師
整骨院・リラクゼーションサロンを経て、整形外科リハビリ室での勤務も経験し、体の悩みと向き合いながらクライアントを改善へと導いてきた。さまざまな技術を習得し18年間に延べ6万人以上を施術。柔道整復師や鍼灸師などの国家資格者・整体師・エステティシャンなどが技術を学ぶ学校の教科書も作成し、これまで数々の革新的な無痛小顔矯正・バキバキしない骨格矯正技術を世に送り出してきたゆがみを整える職人。