熱中症対策の塩分補給
そこに、思わぬ落とし穴

3 水太り、むくみ

 冷房で体を冷やしすぎると、血液や水分の代謝が悪くなります。また、熱中症対策で塩分を取り過ぎると、体内の塩分濃度を調整しようとして体が水分を溜め込んでしまいます。この2つが、むくみの原因になります。

 むくみは体重増加にもつながります。体を冷やしすぎないことが重要です。お風呂の際に湯船につかって体を温めながら足をマッサージするのもおすすめです。

 また、塩分を取り過ぎないように注意しましょう。熱中症対策として、飴やタブレットなどで塩分チャージをする方も多いですが、食べ過ぎは糖質や塩分の取り過ぎにつながります。その結果、体重が増加してしまうこともあるので注意が必要です。

 むくみやすい方は、体の水分を排出する働きがあるカリウムを多く含むほうれん草やキウイフルーツ、りんごなどの野菜や果物を意識して食事に取り入れるようにしましょう。

 夏場に太ってしまうと、食欲の秋、そしてイベントが続く年末年始まで痩せるのが難しいため、注意が必要です。夏こそご自身の食習慣や生活習慣を見直して、健康にもつなげていきましょう。