【マンガ】高血圧が危険域に…妻の「塩分ひかえめ料理」を台無しにする夫の習慣とは?『おふたりさま夫婦、老活はじめました。~どうなる!?私たちの老後~』(c)堀田あきお&かよ/ぶんか社

漫画家の堀田あきお、かよ夫婦が、自分たちの「老活」や「終活」を描いたコミックエッセイ『おふたりさま夫婦、老活はじめました。~どうなる!? 私たちの老後~』(ぶんか社)。2人の体験をもとに、老後について考える連載の第5回は「高血圧」について。年をとるにつれて血圧が上がり続け、とうとう高血圧になってしまった夫のあきお。妻のかよは夫の血圧を下げるために「塩分ひかえめ」の料理をつくることにしたが、果たしてその効果は……?(ダイヤモンド・ライフ編集部 編集委員 小野真枝)

そもそもなぜ、高血圧はよくないの?

「血圧が高めですね」――健康診断などで医師からこの言葉をかけられたことがある人は、少なくないのではないだろうか。

 特に中高年は気をつけたい「高血圧」。血圧とは、心臓が送り出した血液が動脈(血管)の内壁を押す力のこと。この圧力が高くなると、血管が痛みやすくなるとともに、血液を強い圧力で送る続けることによって心臓にも大きな負担がかかるのだ。

 診察室での測定では最大血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、または最小血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上、自宅で測る場合は最大血圧が135mmHg以上、または最小血圧が85mmHg以上の場合、高血圧と診断される(日本高血圧学会「高血圧診断基準」より)。

 ある日、あきおが家庭の血圧計で血圧を測ったところ、最大が181mmHg、最小が98mmHgという結果が出た。すでに“危険域”に達している高い数字を見て「この血圧計壊れてねーか?」と測定結果を疑うが、歯の治療で訪れた歯科の測定でも、同じく高い数値が出る。

 別の病院で脳ドッグを受けた際にも、脳は問題なかったものの「危ないよ、ここまで高いと!」と、医師に血圧の高さを指摘され、さらに「塩分ひかえめの料理」にするよう言われるのだった。

 そこで妻のかよは夫のあきおのために、これまでにも増して減塩を意識して料理をつくろうと奮起。しかし“江戸っ子(の子ども)”のあきおは、そんなかよの努力を知ってか知らずか、毎回自分の好みの味に調整して台無しにしてしまう。

「意味ないじゃん…」と半分諦めかけたかよが次に取った行動とは?次ページからの『おふたりさま夫婦、老活はじめました。』第5話で、確認してほしい。