ジョー・バイデン米大統領の妻・ジル夫人は、夫に対して「愛ある行動」だと思うことを実践する用意がいつでもできている。それはこれまでは通常、戦うことだった。バイデン氏は大統領選で何度も敗北したが、ジル夫人の揺るぎない支持によって最終的には勝利した。今、ジル夫人の前に立ちはだかる重大な問題は、バイデン氏の明らかな衰えが米国民の目にさらされ、同氏が人生最強の敵ーー時間ーーに立ち向かっている時、いったいどうすれば「愛ある行動」になるのか、ということだ。73歳の大学教授であるジル夫人の揺るぎない支持は、結婚から50年近くにわたり一貫している。1987年にバイデン氏が大統領選に初めて挑むも、盗作疑惑で撤退を余儀なくされた時、ジル夫人は同氏の側(そば)にいた。2008年にバイデン氏がアイオワ州党員集会後に民主党の候補者選びから脱落した時も、2020年に予備選の序盤州で惨憺(さんたん)たる結果に終わり、民主党が代替候補を探すのに必死になった時も、それは変わらなかった。
バイデン夫人の葛藤、選挙戦続行は「愛ある行動」?
選挙戦から撤退するようバイデン氏を説得できるのはジル夫人しかいないとの声も
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