【編集者募集・ダイヤモンド社】異色の経歴でも書籍編集で活躍できるワケ

ダイヤモンド社書籍編集局では、中途採用で書籍編集者を募集しています。異業種・未経験の方からの応募も大歓迎です。そこで、今年入社したばかりの新入社員が、昨年中途入社した編集者に「入社してわかった職場の雰囲気」「ダイヤモンド社の意外な特徴」などについてインタビューしました。ご一読いただき、ご興味を持たれた方はぜひご応募ください。
応募締切は2024年9月9日(月)です。募集要項はダイヤモンド社の採用情報ページおよび「マイナビ転職」をご覧ください。また、本記事以外にもこちらのページから他の編集者へのインタビュー記事がお読みいただけます。(構成:ダイヤモンド社・菱沼美咲)

【編集者募集・ダイヤモンド社】異色の経歴でも書籍編集で活躍できるワケ

書籍編集者として異色の経歴

――まず、ダイヤモンド社に入社するまでのキャリアを教えください。

【編集者募集・ダイヤモンド社】異色の経歴でも書籍編集で活躍できるワケ書籍編集局第3編集部
工藤佳子(くどう・けいこ)

大学卒業後、法律事務所、公務員、出版社を経て2023年4月入社。直近で担当した書籍は『ルポ 超高級老人ホーム』『人生は「気分」が10割 最高の一日が一生続く106の習慣『いちばんやさしい「組織開発」のはじめ方』など。

工藤佳子(以下、工藤) ダイヤモンド社は4社目です。新卒のときは出版社に入りたいと思っていたんですが、見事に全部落ちてしまって。それで最初は、法律事務所の職員として3年くらい働いていました。その後転機があって、公務員に転職しました。2年間公務員として働いていたのですが、当時X(旧:Twitter)を見ていたら、出版社の中途採用の募集が出てきて、なんとなく「受けてみるか」という感じで転職活動がぬるっと始まりました。それで最終的に拾ってくれた出版社で契約社員として、付録付きのムック本やタレント写真集を作っていました。付録の企画をしたりロケバスの手配をしたり、本当に面白いお仕事でした。

――法律関係に公務員、ムック本の編集……異色の経歴ですよね。そこからなぜダイヤモンド社に入ろうと思ったのでしょうか?

工藤 正直なところ、たまたま募集があったことが大きいです(笑)。ただやっぱり、未経験者を募集していたので応募しやすかったのと、外部から見ていてダイヤモンド社の書籍がすごく好調だったというのはあります。未経験でもいいなら編集作業について色々教えてもらえそうだなとも思いました。それと、やはり書籍編集をやってみたいという気持ちがありました。ムック本は流行りのコンテンツをどんどん世に出していけるのが楽しかったのですが、発売した翌年には店頭に置かれなくなってしまう商品も多いんです。それで、長い間書店に置いてもらえる書籍を作りたいという思いがありました。

――入社前と後でギャップはありましたか?

工藤 すごくギャップがあったかというとそういうわけでもなかったです。ただ、ビジネス書の出版社だから編集者の方々も超意識高い系なのかなと思ったら、いい意味でそういう感じではなかったかなと思います。ダイヤモンド社の編集者の方々は、Xで発信している人も多いので、入る前からなんとなくチェックしていました。どういう人が働いているのかなって。

――たしかに、皆さんXで積極的に発信されていますよね。

工藤 そうなんです。それと当時も社員インタビューの記事が出ていて、ある編集者さんがデスク周りの写真をあげていたんですよね。ビジネス書の編集者ってデスク周りも整頓されていそうだなと勝手にイメージしていたのですが、結構混沌としていて。なるほど、こういう人もいるんだ、いいなってそのとき思いました。

――Xで情報を集められていたとのことですが、そうすると敷居の高さはあまり感じていませんでしたか?

工藤 いや、結構高かったです(笑)。皆さん色んな出版社でヒット作を担当されていた方なのは知っていたので……。正直、自分なんかがいて大丈夫なのかな、といまだに思うこともあります。なので、全体的にギャップとしては5割くらいでしょうか。表に出ている編集の方が多いので、入社前からイメージはしやすかったです。

編集のプロと最強の営業部がいる会社

――実際入社してみてダイヤモンド社はどんな職場だと感じていますか?

工藤 中途で入社した社員が多いからか、チームというよりは個人の裁量が大きい職場だと感じます。よく書籍編集は個人商店的だと言われますが、まさしくそんなイメージです。特に他社でヒットを出した編集の方も多いので、プロとしてそれぞれの自立性が尊重されているように感じます。

――自立性が重んじられていると聞くと、相談がしにくそうなイメージがあるんですが……実際いかがでしょうか?

工藤 相談はしやすいと思います。出社している人が多いわけではないのですが、こちらから相談すると皆さん手厚く教えてくれます。あとは、勉強会が多いのも特徴です。ダイヤモンド社の文化なんだと思います。ヒットを出した編集者から学べたり、ベストセラーの分析をしたりと編集の仕事に必要なことやコツなどを勉強できる仕組みがあります。個人商店的ではあるけど、みんなで高めあえるような環境だとは思います。

――勉強会があるのは、書籍編集未経験でも安心できますよね!

【編集者募集・ダイヤモンド社】異色の経歴でも書籍編集で活躍できるワケ

工藤 社内勉強会の動画からノウハウを吸収できるので、書籍編集が未経験でもどうにかなります! それと、ダイヤモンド社の良さとしては営業部が強いところもあると思います。担当した『人生は「気分」が10割』という翻訳書も営業部の方が書店さんと連携して販売施策を考えてくれたり、宣伝部の方がPOPを作ってくれていたり、担当編集としてとてもありがたいです。営業部が強い会社だと、企画自体を営業部がグリップしていることもあるかと思うのですが、ダイヤモンド社ではそういう雰囲気がありません。編集部のことを信用してくれているのを強く感じます。

――最強の営業部がいる環境なんですね! ダイヤモンド社は「作ること」以外にも、「売ること」を意識できる会社ですか?

工藤 はい、出版点数にノルマがないので一冊一冊の販促に力を入れることができるのもこの会社の特徴だと思います。特に、書籍オンラインによって担当編集者自身が情報発信できることが強みと感じています。そもそも本を知ってもらうためのメディアが強いところが本当にいいなと思います。作るだけじゃなくて、売ることにも全力をだせます。

――編集部の雰囲気はいかがですか?

工藤 結構さっぱりとした人間関係かなと思います。編集部はそもそも出社している人が少ないので、落ち着いて仕事に集中できる雰囲気です。編集会議だと、皆さんたくさん意見を出してくれます。企画を自分事として捉えて、「自分だったらこうするかも」みたいにアドバイスしてくれるので、企画がブラッシュアップされていく感じがして、いい雰囲気だなと思います。

――上司や同僚の方はどんな人ですか?

工藤 やるべきことをやっていると、あとは仕事を見守ってくれている感じがします。それと、各自が「プロである」という意識を持っているので、指摘をするときは必ず根拠をもってお話されていますね。あとは、全体的に落ち着いた人が多い印象です。叫んだりしている人がいないのも特徴です。

仕事とプライベートの境目が曖昧になるくらい面白い仕事

――仕事とプライベートのバランスってどうですか?

工藤 特に両立は意識してないです(笑)。例えば、「本屋さんに行く」ということは100%仕事かって聞かれるとそうでもないから、全部楽しんでやっている感じです。どこまでがプライベートかを線引きするのは難しいんじゃないかなと思います。仕事をプライベートとして楽しめているというか、プライベートが仕事に侵食しているというか、そんな感じです。無理して分けなくてもいいんじゃないかなと今は思っています。

――仕事を楽しめるのってとても素敵だなと思いました。書籍編集者としての面白さややりがいってどんなところにありますか?

工藤 プロフェッショナルと一緒に仕事ができるところだと思います。ノンフィクションを作るときは取材のプロと関われるし、翻訳書を作るときは翻訳のプロと関われる。著者さんや装丁家さんのようなプロフェッショナルに囲まれて仕事ができることが面白いなと感じます。やりがいは、作った書籍が長く売られるというところでしょうか。長く棚に置いてもらえるコンテンツを作れるのは書籍編集の醍醐味だと思います。

――入社後に編集者としての学びはありましたか?

工藤 特に著者さんから学ぶことが多いなと思います。著者さんとどういう距離感で関わっていくか、どういう振る舞いが求められているのか、書籍編集未経験で入社した自分なりに試行錯誤しています。

【編集者募集・ダイヤモンド社】異色の経歴でも書籍編集で活躍できるワケ

――素敵なお話をたくさんありがとうございます。それでは最後に、どんな人に入社してほしいか、そしてどんな人と一緒に働きたいか教えてください!

工藤 どんな人でもウェルカムです! 入社初日に遅刻した私がやっていけているくらいなので、何も心配いりません。しいて言えば、なんでも面白がれる人や、興味の幅が広い人だと働きやすいのかもしれませんが、それも何とかなります。一緒に働きたい人は、寛容な人ですかね。遅刻しても見捨てないでいてくれる人がいいなと思います(笑)。

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募集要項について

 募集要項はダイヤモンド社の採用情報ページおよび「マイナビ転職」をご覧ください。応募締切は2024年9月9日(月)です。
 本記事以外にも以下から他の編集者へのインタビュー記事がお読みいただけます。

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