中国アリババ、越境EC向けAIツールに注力

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【シンガポール】中国の電子商取引最大手アリババグループは、国内オンライン小売りにおける支配力低下を埋め合わせるため、海外事業拡大という数年来の取り組みを再び加速させている。今回は人工知能（AI）を戦力に加えるのが目玉だ。

　中国国外に広く進出することを目指すアリババの動きを支えているのは、同社の生成AIモデルやAIアプリケーションに特化した新チームだ、とアリババの国際電子商取引部門でAI開発責任者を務める張凱夫氏は語った。例えば、小規模な販売業者が言葉の壁を乗り越え、返金交渉など複雑な作業を行うのを助ける、といったことを行っている。