「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!
お金持ちになる第一歩は「弱小資本家」から
地獄の沙汰も金次第ということわざの通り、世の中はお金を中心に回っています。それゆえ政治家は、国民のためよりお金のために奔走するし、サラリーマンもお金のために出世を目指します。
もちろんお金以外の目的もあるでしょう。とはいえ、ほとんどの人は、給料をもらえなければ働きません。つまり、サラリーマンにとって働く目的とは、最終的にはお金です。
資本主義社会のルールを知らないからお金持ちになれない
お金とはそれくらい大切なモノなので誰もが必死になりますが、大多数はお金持ちにはなれません。なぜか?
個人の資質や生まれた育った環境などいろいろな要因があるかもしれませんが、最大の要因は「資本主義社会のルールを知らないこと」に尽きます。学校では資本主義社会のルールを教えてもらえないので、仕方がありません。
資本主義社会とは、読んで字のごとく、資本家のための社会です。それゆえ、資本家が優遇されるルール(法律と社会構造)になっています。サラリーマンとして働くだけでは、永遠にお金持ちにはなれないということ。『金持ち父さん 貧乏父さん』でおなじみのロバート・キヨサキ氏は、そんなサラリーマンの働き方を「ラットレース」と名付けました。働けども働けども生活が楽にならないサラリーマンを、「回し車」を回し続けるラットの姿に重ね合わせたのでしょう。
「回し車」を回すためにこの世に生まれてきたのではない
ロバート・キヨサキ氏のご説はごもっともです。でも、だからといって「回し車」を回すサラリーマンの働き方を否定するつもりもありません。なぜなら、サラリーマンがいなくなると「回し車」を回す人がいなくなり、社会が成り立たなくなるからです。ブルシット・ジョブ(人の役に立つ仕事だけど給料が低いクソどうでもいい仕事)も、社会に不可欠な大切な仕事なのです。
それゆえ最終的には、善悪や正誤ではなく、選択の問題になります。「何のために生まれてきたのか?」次第だということ。「今の仕事をするために自分は生まれてきたのだ!」と豪語できるのなら天職ですから、「ラットレース」に明け暮れるサラリーマンでも幸せです。
でも、そうでない人は、「回し車」を回すために生まれてきたのではありません。もっと他に、「やりたいこと」や「やるべきこと」が必ずあります。ですから、人生を後悔したくなければ、意地でも見つけてください。どうしても見つからなければ、「神ふせん」を使って潜在意識をコントロール下に置けば、スムーズに見つかります(*1)。
誰もが最初は豆粒のような弱小資本家からスタートする
すでに「やりたいこと」や「やるべきこと」が見つかっている人は幸運です。せっかくつかんだ幸運を逃さないためにも、一刻も早く準備を始めてください。最初の一歩として、弱小資本家になる準備から始めましょう。
その際、会社や役所を辞めていきなり独立することは、リスクが大きすぎるのでお勧めできません。
また、アルバイトのような雇われる副業もラットレースなので避けましょう。僅かな資金で始められる副業は無数にあるので、本などで探せばすぐ見つかります(*2)。その後、副業が軌道に乗ったら法人成りして弱小資本家という身分を獲得するステップを踏みさえすれば、数年~10年程度でお金持ちの仲間入りです。
「私はお金持ちではないから資本家になれない」と思われたなら、原因と結果が逆さまになっています。なぜなら、資本主義社会では「お金持ちが資本家になるのではなく、資本家がお金持ちになる」からです(*3)。お金持ちになることは結果であり、資本家になることこそが起点なのです。誰だって最初はお金がないので、吹けば飛ぶ豆粒のような弱小資本家からスタートします。お金持ちの多くは、自分自身、もしくは親やご先祖様の誰かが、そうやって最初の一歩を踏み出したから、今があるのです。だったら、大切な家族のために、あなた自身が一歩を踏み出せばいい。自分のため、家族のため、子孫のために、あなたから最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
なお、「資本家になるとお金持ちになれる」という理屈がよくわからないと思った人は、『サラリーマンでもできる「お金持ち」になる節税法』をご一読ください。
参考資料
*1 『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』序章ご参照
*2 『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』第2章ご参照
*3 『いますぐ妻を社長にしなさい』第6章ご参照
**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。