米プロバスケットボール協会(NBA)は7月、放映権の入札でメディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)の提案を退け、アマゾン・ドット・コムと契約を交わした。これを受けて、ワーナーはNBAを契約違反で提訴した。その後、アマゾンがどれほど有利な条件を提示したかが明らかになりつつある。ワーナー傘下のTNTは30年余りにわたりNBAを放映しており、他社の条件の方が優れていた場合、同等の条件を再提示できる権利を有していた。だが複数の関係者によると、アマゾンの提案には、米プロフットボールリーグ(NFL)の試合の放映に関連する条項など、ワーナーが対抗できないような条項がいくつか盛り込まれていた。TNTはNFLを放映していない。