米民主党の大統領候補として正式に指名されたカマラ・ハリス氏は、副大統領候補に中西部ミネソタ州のティム・ワルツ知事を指名した。ハリス氏は6日、ワルツ氏への電話で、ドナルド・トランプ前大統領との対決では自分たちが劣勢に立たされると考えていると伝えた。それまでワルツ氏は、ハリス氏の副大統領候補選びでも劣勢との見方が一般的だった。ワルツ氏を含む有力候補3人と4日に面接したハリス氏は、ワルツ氏の起用に傾いていた。副大統領公邸で検討を進める中、ハリス氏はアドバイザーらに対し、面接でワルツ氏と気が合ったことや、2期目を務める州知事としての経験を気に入っていると語った。事情に詳しい人物が明らかにした。この人物によると、ハリス氏は自身が副大統領を務めてきた経験から、この役職に必要だと考える主な条件をワルツ氏は満たしていると感じた。その条件とは、副大統領として信頼が置け、統治するにあたり有能なパートナーになり得ることだという。
ハリス氏、副大統領候補にワルツ氏起用の理由
中道派ペンシルベニア州知事ではなく、庶民的なミネソタ州知事に白羽の矢
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