保有する株のなかで、さらに買い増しをしようとするのは、こんな銘柄です!
元消防士が株式投資で築いた資産は、なんと8億円! 三重県在住の専業投資家・かんち。49歳で早期退職してからというもの、生活費のすべてを株の配当金でまかなっている。その配当金の総額は、なんと年間2000万円超え。高配当株と株主優待株を組み合わせた「買ったらほとんど売らない」という手間のかからない“ほったらかし投資術”は、初心者の新NISAにも参考になる。「その投資術を知りたい!」と、長年著作の刊行を期待されていたものの、すべて断ってきた投資歴40年のベテランが、初めて著した話題の書『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものをお送りする。

【資産8億円の元消防士が明かす】優良株をさらに買い増してお金を増やす「目のつけどころ」イラスト:鈴木勇介

「適時開示」をチェック

私は「適時開示」をよくチェックします。適時開示は、上場企業に義務づけられた重要な会社情報の開示を指します。

毎日のように、どこかの企業が、何かしらの適時開示をしています。情報源は、東京証券取引所の適時開示情報伝達システム「TDnet」です。

【資産8億円の元消防士が明かす】優良株をさらに買い増してお金を増やす「目のつけどころ」『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)P83より
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保有銘柄一覧表を
プリントアウトして活用

適時開示のなかでもチェックするのは、保有銘柄の「配当・優待」に関するお知らせです。

定期的に確認していますが、抜け漏れがないよう、「配当」「優待」と検索をかけて調べてみるときもあります。

また、証券会社の口座でチェックするのとは別に、自分でリストアップしている「保有株一覧表」をわざわざ紙にプリントアウトして使っています。

紙の一覧表のほうが
使い勝手がよい

頻繁に売買しているわけではなく、一覧表の内容が頻繁に入れ替わるわけでもないので、いちいちパソコンを立ち上げて保有銘柄一覧まで飛んで……といった手順を踏むより、手元に紙を置いて見ながら活用したほうが便利なんですよね。

たとえば優待が欲しくて株を買おうとしたところ、その一覧表を見て「あ、この銘柄はもう持っていたな」と忘れていたことを思い出すこともありますし、デスクトップPCを置いている書斎ではなく、リビングの広いテーブルで『会社四季報』と保有株を突き合わせようとするときなどにも、紙の一覧表のほうが使い勝手がよいのです。

※本稿は、『ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。