どんなに仕事で成果を出しても、周りから「評価」されなければ無意味である……あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。新刊『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化した歴史的な一冊だ。最短出世中・現役メガバンカーのたこす氏による「実力を適切にアピールする「見せ方」の技術」をまとめた本書は、発売直後から「こんな本が30年前に欲しかった」「今までにない知恵がつく」「上司には絶対に見せられない」と話題沸騰中である。今回はその中から「出世する人の共通点」についてお伝えする。

職場の出世する人が「メールを送る」時に絶対にしない1つのこと＜最短出世中・現役メガバンカーが教える＞Photo: Adobe Stock

「サイレント減点」という悲劇

みなさんは、「サイレント減点」されていると感じたことはないでしょうか？

「サイレント減点」なんて聞いたこともないという人のために説明をします。サイレント減点とは、「合理的に説明できないような、しょうもない文化やルール」に反してしまったことで、先輩・上司からそのまま注意されることなく、「静かに」先輩や上司から減点されてしまうという悲劇のことです。

特に現代では、部下を指導する時は、いつもハラスメントリスクがついてまわっています。つまり上司から「合理的な文化ではないから表立って指導はできないけど、うちの会社には合わないヤツだ」と、こっそり減点されてしまうのです。

「メールを送る時」の思わぬサイレント減点リスク

ここで質問です。みなさんは、メールを送る時、気をつけていることはありますか？

業種や業態にもよると思いますが、「メールは毎日確認する」「時には一日に100件以上確認する」「メールをしていたら一日が終わった」という方も多いのではないでしょうか。

実は「メール」は、思わぬところにサイレント減点リスクが潜んでいることにお気づきでしょうか。

出世する人は、メール一つ送るときでも決して気を抜くことをしません。今回は、出世する人がメールを送る時に気をつけていることを紹介します。