「普段怒らない人」が怒ると一番怖い

このワザで重要なのは、「いつも温和な人」が、「急に怒る」という点です。いつも怒っている人は周囲にも悪影響を及ぼします。しかし、いつもは優しい人が急に怒ったとしたら、「よほどのことがあったんじゃないか」と周囲は必ず感じます。普段の振る舞いがおとなしいからこそ、「怒る」というカードの効果が倍増するのです。

このように、周囲から「何があっても怒らない人」とレッテルを貼られてしまうのは考えものです。あなたがどうしても通したい要望があったり、逆に、どうしても引き受けたくない業務があるのであれは、戦略的に「怒ったフリ」を活用することを心がけるようにしましょう。

このように、怒るフリを社内外で活用できるようになると、ブランディングによってあなたに無駄な仕事が降ってくるリスクを軽減できるようになります。さらに、面倒なお客さんとの取引を見直すことが可能になり、仕事のコスパを向上させることが実現します。

(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』の一部を抜粋・編集・加筆した記事です)

著者:最短出世中・現役エリートメガバンクブロガー たこす
本部公認で副業としてブログを運営する、年収1400万円の現役メガバンク行員。10年以上メガバンクという極限の環境で生き残り、最短で出世街道を歩んでいる。新卒で配属された支店で猛烈なパワハラ上司に理不尽に詰められ続ける過酷な労働環境の中、理系的な分析手法によって独自の「高コスパな仕事術」を編み出す。証券会社に出向して花形の投資銀行業務に携わった後、銀行に戻って上場企業を中心とした大企業営業を経験。現在も本部勤務を続けている。