「House」と「Home」の違いを意識して伝えよう
この伝え方は、「House」と「Home」の違いを意識することなく、一方的に「自分の主張」を押しつけてしまっている可能性が高いです。。
「House」は建物としての家です。一方「Home」には「家族の思い出の場所」といったニュアンスがあります。先ほどのように、親が大切にしてきた自宅を「House」として考えてしまうと、大きな反発を招くでしょう。最悪の場合「この家をどうするつもり?」などと言われてしまうかもしれません。
現役世代の皆さんの中にも持ち家の方がたくさんいると思いますが、家族の思い出がつまった家を無下にされたらあまりいい気持ちはしないですよね。
もしも、家を「Home(=家族の思い出の場所)」として捉えたなら、自然と違った言葉が出てくるかと思います。
たとえば、「みんなで過ごした思い出の家だから、今のうちに今後のことを話しておきたいね」などは、親の気持ちに寄り添ったメッセージです。これならば、ちゃんとリスペクトを持ったうえで、相談したい思いを伝えることができるでしょう。そのときに、昔話に花を咲かせてもいいかもしれません。
上記の伝え方はあくまで一例ですので、あくまで参考にしていただきながら、皆さんと親御さんにあった言葉を見つけていただけますと幸いです。