長年にわたりニュースメディアと衝突を続けてきたドナルド・トランプ前米大統領は、多くの場合でこれまでは米CNNを標的としてきた。だが現在はABCニュースがトランプ氏からの攻撃を受け続ける状況に陥っている。同氏は25日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で改めてABCを批判。9月10日に同局が主催する討論会には参加しないことも示唆し、その理由として不公平な扱いを受ける可能性があるとの懸念を示した。トランプ氏は27日、民主党大統領候補のカマラ・ハリス氏との討論会に関し、条件で合意に達したと発表した。トランプ氏とABCの対立は数カ月前から表面化。同氏はTV司会者のジョージ・ステファノプロス氏を名誉毀損で訴え、黒人ジャーナリストらによるイベントで自身にインタビューしたABCの記者にも質問が 「意地悪」であり、ABCは 「ひどい 」TV局だと罵倒していた。