英国の新首相、キア・スターマー氏には心配事がいくつもある。全国に広がった暴動、国内経済の停滞、ロシアとウクライナの戦争などだ。さらに別の悩みもある。猫のラリーをどう扱うかだ。ダウニング街10番地にある首相官邸の真の実力者がラリーであることを知らない人はいない。ラリーは2011年から官邸に君臨する虎猫で、デービッド・キャメロン元首相一家がネズミ退治のため保護猫として迎え入れた。「内閣ネズミ捕獲長官(Chief Mouser to the Cabinet Office)」としてラリーはこれまで5人の首相に仕えた。ラリーは英国のアイドル的存在で、Xの非公式アカウントには90万人のフォロワーを抱える。あまりにも有名なため、死んだ時に訃報を発表する段取りを首相官邸が検討していると報じられたこともある(ラリーは現在17歳)。
英首相官邸に「ネコの大惨事」迫る?
「内閣ネズミ捕獲長官」を務める猫のラリー。スターマー首相一家の2匹の猫との関係に注目集まる
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