米国株に「負の9月効果」か、今年も苦戦Photo:Spencer Platt/gettyimages

 9月は予想通り、米国株にとって厳しい月となっている。

 米経済の健全性に対する懸念を背景に、S&P500種指数は先週4.2%下落した。6日に発表された8月の米雇用統計では、非農業部門就業者数の増加幅が予想を下回った。3日の米製造業景況指数も業況拡大・縮小の分かれ目である50を下回り、株価は8月上旬以来の大幅な落ち込みを見せた。

 S&P500種の1928年以降の平均月次騰落率は、9月がマイナス1.2%と最も低い。ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、S&P500種は同期間の9月の56%をマイナスで終えている。