正解:H社は②、I社は①
H社は、積極投資を続けているが、まだ成果が出ていない
3年にわたって営業CFを大幅に上回る設備投資をしてきるものの、営業CFはまったく増えていません。
そのため、フリーCFの赤字が続いています。積極投資が裏目に出ることがないか、今後注意が必要です。
もし、先行投資期間が非常に長く、まだ先行投資期が続いているならば問題ありません。積極投資の成果がいつ頃出るのか、会社の中期計画に誤算がなかったか、チェックが必要です。
強気の投資をしてきたのが、見込み外れだった可能性もあります。
I社は、リストラで収益を改善させている。
I社の2022年度営業CFはマイナスでした。
本業でキャッシュを稼げていないので、このままではビジネスが持続できません。構造改革によってキャッシュを稼ぐ力を回復させる必要があります。
I社は2022年度から3年続いて、投資CFがプラスです。3年間ほとんど設備投資をしないで、構造改革していることがわかります。
土地・建物・投資有価証券などを売却して現金を捻出して、業務を縮小していることがわかります。保有資産の減少が続いていますので、このままだと、縮小均衡におちいる可能性があります。
明るい兆しとしては、当初赤字だった営業CFが黒字転換しています。リストラで固定費を縮小させた効果が出ています。これで何とか、生き残りの目処はついてきたところでしょうか。
(本稿は、『株トレ ファンダメンタルズ編』から抜粋・編集したものです。)