主語を自分に変えてみよう

 こんなときは「なんでも早めに教えてくれるとうれしいな。もっと協力できると思うんだ」という伝え方をしましょう。

 この伝え方の優れたところは、メッセージの主語が「子どもである私」であり、その私が「うれしくなる状態」について、意見を述べているに過ぎない点です。

 メッセージを受け取った親は「どうすれば、子どもがうれしいと感じるのか」を理解できますから、ごく自然なかたちで、行動変容を促すことができます。

 親になんらかの要望を伝えるときには、子どもであるあなたの感情(「こうしてくれるとうれしい」「こうされると悲しい」)を伝えるほうが、すんなりと理解されます。

 いつまでも仲良くいられる親子は、自然とこういったコミュニケーションができている印象です。

 もちろん、これだけが正解ではありませんので皆さんにあった言葉を見つけていただければと思います。