ドナルド・トランプ前米大統領は、クレジットカードの金利上限を一時的に10%に設定する方針を表明した。この公約は今週の選挙集会で喝采を浴びたが、実現は見込み薄である上、現実となれば予期せぬ結果を招く可能性がある。米連邦準備制度理事会(FRB)のデータによると、2024年5月時点のクレジットカードの平均金利は21.5%で、少なくとも過去10年間で最高水準付近にある。94年までさかのぼってみても、平均金利が10%を割り込んだことはない。トランプ氏はニューヨーク州で開いた集会で、「働く米国人が支払い遅延を解消する間、クレジットカード金利に一時的な上限を設ける」とし、「25%や30%も徴収させておくわけにはいかない」と断じた。
トランプ氏「クレカ金利上限10%に」、実現は見込み薄か
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