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【精神科医が教える】「悪口を言う人、言わない人」のシンプルな違いとは?Photo: Adobe Stock

悪口はよくないとわかっているけれど

人の悪口や愚痴を言ってしまうことってありますよね。

アテクシ自身、悪口や愚痴はよくないとわかっていながらも、つい口にしてしまうことはあります。

ふと気づくと、誰かに腹を立て、その人の悪口を言っていることがあるのです。

悪口を言う人の意外な共通点

もちろん、悪口を言ってしまった自分を反省し、二度としないように心がけますが、そこにはもう1つ重要な視点があります。

多くの場合、人の悪口や愚痴が増えるのは、自分が疲れているときです。疲れてストレスがたまると、人の嫌なところが目につきやすくなり、人の悪口を言いがちなのです。

脳が疲れてくると、いつもは流して許せていたことも許せなくなり、些細なことでイライラするようになるからです。

自分は疲れているんじゃないか?

そうすると、他人に対して攻撃的な気持ちになり、他人の許せないところがどんどん見つかってきます。

それを発散させたいわけではないとしても、常に頭のなかにあるため、気づいたら会話の流れで悪口を言ってしまうことがあるのです。

悪口を言っているときは、「自分が疲れているのではないか?」という視点を持つことが重要です。

環境を見直すことも大切

アテクシも仕事が立て込んでいたり、いろいろなことを抱えすぎていたりするときに、人の悪口や愚痴が増えてしまいがちです。

そういうときは、もちろん自分の言動を振り返ることも大切ですが、ただ自分を責めるだけでは上手くいきません。

むしろ、悪口を言いたくならないような環境づくりをするという視点から、自分のライフスタイルを見直すことが大切だと考えています。

自分を好きでいられる環境づくり

仕事を減らしたほうがいいかもしれない、抱えている案件を減らしたほうがいいかもしれない、あるいは、そもそもこの仕事をやめたほうがいいのではないかといった新しい考えが浮かんでくるかもしれません。

自分を好きでいられるような環境、自分の行動が嫌にならないような環境をつくることがとても重要なのです。

余裕がなくなるとネガティブになる

人間は余裕があるときとないときでは違うものです。余裕がないときは、考え方や視点がネガティブになってしまうものです。

悪口が増えているときは、自分が疲れていないかを振り返ってみること。そして余裕を持てるような環境づくりを心がけましょう。