米ホワイトハウス当局者は1日、イランがイスラエルに対して弾道ミサイルを発射する準備を進めていると語った。バイデン政権は中東での全面戦争の回避に努めているものの、こうしたミサイル発射が引き金となる恐れがある。イスラエルは数日前にレバノンの親イラン組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ師を殺害した。また、イスラエル軍はレバノンで限定的な軍事作戦を実施したことを認めたばかりだ。この当局者によると、米国はイランが4月にイスラエルを空爆した際にミサイルとドローン(無人機)の迎撃に協力したように、今回もイスラエルの自衛を支援する意向だ。イランがいつ軍事作戦に踏み切るかは不明。だが米当局者やアナリストは、ヒズボラの主な後ろ盾であるイランが何らかの手段で報復に出ると予想している。