イスラエル軍は2日、レバノンでの地上作戦で兵士8人が死亡したと発表した。イスラエル軍の兵士が同作戦で犠牲となるのは初めて。イスラエル軍はイスラム教シーア派組織ヒズボラとの接近戦が続く中、戦力を強化するために現地に追加の部隊も派遣している。ヒズボラも2日に初めて、レバノン国内でイスラエルとの戦闘が続いていると述べた。ヒズボラのモハメド・アフィフ報道官は、同組織の戦闘員らがイスラエルによる攻撃に抵抗していると説明。「われわれは断固として立ち向かっている」とし、「これは長い戦いの始まりだ」と付け加えた。イスラエルは今週に入り、同国北部国境からヒズボラを撤退させるためレバノンで地上作戦を展開。だが兵士8人が死亡したことは、軍によるレバノンでの作戦の危険性を示している。イスラエル軍はガザでの戦闘では、昨年10月7日以降346人の兵士が死亡したと明らかにしている。