イランは最も強力な代理組織のヒズボラとハマスが激戦を強いられる中、抑止戦略の中心的存在を失っている。このため、イスラエルは最も危険な敵国であるイランに対し、攻撃をしかける好機を得ている。イランは1日、イスラエル各地の標的に向け、両国のこれまでの衝突で最大級のミサイル攻撃を実施。攻撃はイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ師と、イスラム組織ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤ氏が殺害されたことに対する報復だとした。これに対してイスラエルも強硬な対応を取ると表明。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イラン政府が「大きな過ちを犯し、その代償を払うことになる」と述べている。ただし、イスラエルがいつどのように攻撃するかは不明であり、イランの核プログラムを標的とするかも明らかになっていない。
イスラエル、イラン攻撃の好機か ハマスとヒズボラ弱体化で
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