関西大学の学生事情
大阪の土地柄にマッチした校風。企業からは圧倒的に営業の即戦力と見られている。勉強は好まないが、仕事はまじめというイメージが定着している。ただ、最近は営業希望の元気な学生は減少気味。文系は金融やサービス、理系は製造業や建設業が中心。
伝統と名前を重んずる傾向の強い関西で、関大ブランドは強い。実際、6割以上の学生が大企業に就職。関西の法曹界、地方行政では関大OBが大きなウエイトを占めている。「秀麗会」という校友会の支部は大阪近郊の主要な自治体を網羅。
「大企業に就職できた人はそれなりに多い。もちろん、妥協した人もいるけど」(商学部生)「学歴フィルターではなんとかセーフ。頑張ればなんとかなる」(法学部生)。
資格取得を目的としたエクステンション・リードセンターでは、簿記、宅建、FPなどの対策講座を安価に受講できる。キャリアセンターは「面談はもちろん、通りやすいエントリーシートになるまで添削もしてくれる」(商学部生)。東京・日本橋と大阪・梅田にも就職活動の拠点がある。