米バイデン政権は、地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」をイスラエルに配備することを決めた。THAADを運用する米兵もイスラエルに派遣する。国防総省が13日発表した。イランのさらなる攻撃に備え、イスラエルの防空体制を強化する動きとなる。弾道ミサイルの迎撃が可能なTHAADを配備し、米兵の現地派遣を伴うことで、米国がイスラエルを敵の攻撃から直接守る取り組みにおける重要な一歩となる。米国とイスラエルの当局者は、イスラエルがイランへの攻撃を計画していることについて協議を続けてきた。米当局者はベンヤミン・ネタニヤフ首相率いるイスラエル政府に対し、イランの石油施設や核施設を狙わないよう強く求めている。
米「THAAD」をイスラエルに配備、イラン報復に備え防衛強化
迎撃システムを運用する米兵も派遣する異例の措置
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