25歳で貯金ゼロでも1億円貯まる!
就職・転職、ひとり暮らし、結婚に出産。これから様々なライフイベントに向き合う20代は、今後の人生について考える機会が増える時期です。そんな中で、切っても切れない「お金」の問題に不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで、15万人を救った「お金の教科書」の最新版『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より、貯金・投資といった資産づくりの知識はもちろん、より豊かな人生をおくるためのお金の使い方・働き方についても、一部抜粋・編集してお送りします。

多重債務に陥ったとき、絶対やってはいけないこと、やらなくてはならないことPhoto: Adobe Stock

多重債務に陥ったら、1日も早くSOSを

 これまでの連載で「クレジットカードは2枚まで」「リボ払いや分割払いは使ってはいけない」「キャッシングは絶対だめ」とお話しした。

 でも、すでに複数の金融機関のクレジットカードとキャッシングで、返済に苦しんでいる人がいるかもしれない。気をつけていても、将来、何かの拍子に多重債務で苦しむことになるかもしれない。そんな時は1人で悩み続けず、1日も早く専門機関に相談することだ。ぐずぐずしない。いますぐ相談だ。

絶対にやってはいけないのは、友人から借りて返済したり、友人に保証人になってもらって新たに借金すること

 借金って相談しにくい。「自分が悪い」と感じてる人も多いから。貸す方の責任も大きいぞと私は思っている。多重債務が怖いのは、日に日に借金が膨れ上がってしまうところ。解決が1週間遅れると1週間分、1ヵ月遅れると1ヵ月分借金が増える。

 絶対にやってはいけないのは、友人から借りて返済したり、友人に保証人になってもらって新たに借金することだ。問題に巻き込んで、大切な友人を失うかもしれない。

市区町村の相談窓口や各地の消費者生活センターで、専門家の無料相談を

 市区町村の相談窓口や、各地の消費者生活センターでは、無料で専門家が相談に乗ってくれる。財団法人日本クレジットカウンセリング協会でも相談を受け付けている。法テラスもある。有料だけど、弁護士や司法書士に依頼する方法もあるし、NPOなどが相談窓口を設けているところもある。

 これらの機関は、実行できる返済プランを考えてくれたり、有料サービスでは貸し手と交渉して返済の条件を変えたり、最終手段として「自己破産」の手続きをしてくれる。

 借金の問題は、専門家の助けで必ず解決できる。多重債務に陥ったら、1日も早くSOSを。

多重債務に陥ったとき、絶対やってはいけないこと、やらなくてはならないこと

※本稿は、『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。