米アマゾン・ドット・コムが31日発表した7-9月期(第3四半期)決算は、大幅な増収増益となった。クラウドコンピューティング事業に対する需要拡大と、電子商取引(EC)事業の増収が追い風となった。人工知能(AI)サービスの大規模な拡充に注力する中、設備投資は過去最高を記録した。売上高は11%増の1588億7000万ドルで、ファクトセットがまとめたアナリスト予想を上回った。純利益は153億2000万ドルに増加し、予想の122億1000万ドルを上回った。クラウド部門のアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の売上高は19%増の274億5000万ドル。決算結果が好感され、ナスダックの時間外取引でアマゾン株は終値比5%近く上昇している。