「就活について誰に相談していますか?」と聞かれたら気をつけて!就活生の個人情報を探る、不適切質問リスト写真はイメージです Photo:PIXTA

就職活動の面接で、たとえば「就活について誰に相談していますか?」と聞かれたら注意してほしい。一見するとただの雑談のようだが、個人情報を引き出す意図が隠されているからだ。就活におけるハラスメント意識は高まっているものの、今なおグレーゾーンの言動が繰り返されている。就活生が無警戒に答えてしまいがちな、注意すべき質問とは?※本稿は、働き方評論家の常見陽平『日本の就活――新卒一括採用は「悪」なのか』(岩波書店)の一部を抜粋・編集したものです。

ハラスメントが横行する
日本の就活市場

 就活の面接で、こんな質問をする人事担当者がいる。

「恋人はいるの?」
「女の子だからすぐ辞めるんじゃないの?」
「家族構成は?」
「本籍地はどこ?」
「尊敬する人は誰?」
「どの新聞を読んでいるの?」

 読んでいるだけでハラハラする人もいることだろう。そう、これは採用選考の面接としては、すべて不適切な質問である。

「尊敬する人物」「購読している新聞」などは一見すると普通の質問だと感じる人もいることだろう。しかし、思想・信条に関わる質問であり、NGである。

 連合が2023年5月31日に発表した「就職差別に関する調査2023」によると、採用活動の現場で不適切な質問が繰り返されていることがわかった。関連した項目を確認してみよう。

・「女性だからどうせ辞める」「恋人はいる?」「かわいいね」など、採用試験の面接で、不適切だと思う質問や発言をされた割合:19.5%

・「家族に関すること」を応募書類やエントリーシートで記入を求められた割合:37.2%、採用試験の面接で質問された割合:37.7%