カリフォルニア、ニューヨーク、イリノイといった進歩的な州の動向によってドナルド・トランプ氏が米国大統領に選ばれるとしたら、すごいことではないか。民主党が多数派を占めるこれらの州でトランプ氏が選挙人の票を獲得すると言っているわけではない。ただ、各州から激戦州への人口流出は、トランプ氏の再選を後押しする可能性がある。2010年代の人口移動を反映し、2020年国勢調査の後に選挙人の配分が変更された結果、選挙人獲得における民主党の優位が縮小した。カリフォルニア、イリノイ、ミシガン、ニューヨーク、オハイオ、ペンシルベニア、ウェストバージニアの各州では、選挙人が1人減った。一方、テキサス州は2人、コロラド、フロリダ、モンタナ、ノースカロライナ、オレゴンの各州は1人ずつ増えた。
【社説】米大統領選、カリフォルニア州がトランプ氏を勝利に導くか
「青い州」から激戦州への人口流出、トランプ氏に有利に働く可能性
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