チームが一体感を感じる
トレーニング開始前の「ショートダンス」
これまでのさまざまな研究によると、組織としてウェルビーイング向上を目指すことが、次のようなチームメンバーのパフォーマンス向上につながると分かってきています。
・メンバーが生き生きと働ける
・メンバーが長く働けるようになる
・メンバーのやる気が高まり、定着率が上がる
・メンバー満足度が高まる
・チームの評価が高まり、良い人材の採用につながる
・メンバーの創造力が高まり、良いアイデアが生まれる
・チームへの貢献意欲が高まる
・人間関係の風通しが良くなり、チームとしての機動力が高まる
ロバーツ監督はじめとするコーチ陣のリーダーシップとマネジメントによってチームの高いウェルビーイングが実現したことに加え、私がチームの一体感を感じるポイントとして注目したのは、ドジャースの選手が出塁すると全員が必ず行う、片足をあげてクネクネするちょっとユニークなショートダンスです。
面白く可愛らしいこのダンスは、トレーニング開始前の準備運動で、選手全員が一堂に行う「ヒップロック」というエクササイズです。オランダ人トレーナー(フラン・ボッシュ氏)が考案したこのエクササイズは、骨盤と股関節の機能を向上させる効果あるそうです。
エンリケ・エルナンデス(愛称:キケ)選手が出塁時にこのショートダンスを行った動画がドジャース公式で公開され「キケポーズ」として広まりました。
塁に出た選手が踊ると、ベンチの選手たちもそれに反応して皆で同じ踊りをするのがかわいいとSNSなどで話題になりました。