米格安航空会社(LCC)スピリット航空は、同業フロンティア航空との合併交渉が決裂したことを受け、破産申請に向けた準備を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。スピリット航空は、損失拡大と差し迫る債務返済期限で苦境に立たされており、債権者の過半数から支持を得られる破産計画の策定に向けて、社債保有者らと協議中だ。関係者によると、スピリットは数週間以内に破産申請を行う準備を進めている。これと並行してスピリットはフロンティアとの協議も重ね、以前進めていた合併計画の復活に期待を寄せていた。だが関係者によると、フロンティアは現時点で合併を見送ることを決定した。スピリットとフロンティアはコメントを控えた。