ハーバードやイエール、プリンストンといった米有名大学の卒業生が、チャーリー・ギプル氏率いる金融助言会社に就職するのは難しい。CGフィナンシャルグループ(アイオワ州ジョンストン)の最高経営責任者(CEO)であるギプル氏は、以前のように学歴に感心することはないと言う。同氏は米保険大手メットライフやオランダの金融機関INGグループで、バイスプレジデントとして多くの名門大出身者と働いたことがある。彼らは顧客の課題を現実世界の問題ではなく、教科書にあるケーススタディーのように扱うことが非常に多いと話す。「今、私の右腕になる人間を雇うなら、アイビーリーグ(米北東部の名門8大学)出身者を採用する可能性はゼロだ」。こう話すギプル氏はノーザン・アイオワ大卒で、現在アドバイザー約500人のネットワークを運営している。
一流大学出身?それが何か? 敬遠する米企業
名門大卒の肩書がマイナスに働くことも
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