米連邦議会上院の共和党議員は次の上院トップにジョン・スーン議員(63、サウスダコタ州)を選出した。ドナルド・トランプ前大統領をホワイトハウスに返り咲かせる原動力になったポピュリズム(大衆迎合主義)の時代を迎える中、共和党はほぼ20年ぶりに新たな上院院内総務を決めた。 スーン氏は投票でジョン・コーニン上院議員(テキサス州)とリック・スコット上院議員(フロリダ州)を破った。 スーン、コーニン両氏は退任するミッチ・マコネル上院院内総務(ケンタッキー州)の補佐役を務めてきた。スコット議員はトランプ氏に近く、選出される見込みは薄かったが、マコネル氏のトップダウンの手法に反発した派閥の議員の支持を得ていた。