ドナルド・トランプ次期米大統領は13日、ジョー・バイデン大統領との友好的な会談を終えた数時間後、フロリダ州に戻る途中にマット・ゲーツ下院議員(共和、フロリダ州)を司法長官に指名すると発表し、議会に衝撃が走った。上下両院の議員らはゲーツ氏の指名に驚きを隠さず、指名承認公聴会を開く上院議員の間では、ゲーツ氏の承認に公然と疑問を呈する者もいた。ケビン・クレーマー上院議員(共和、ノースダコタ州)は「それは私も疑問に思っているところだ」と述べ、「よく考える必要がある」とした。スーザン・コリンズ上院議員(共和、メーン州)は、「衝撃を受けた」と語った。ゲーツ氏は、性的不品行や違法薬物使用の疑いで下院倫理委員会の調査対象となったが、全ての不正行為を否定している。また昨年は当時の下院議長だったケビン・マッカーシー氏の解任を画策したことで、一部の共和党議員からよく思われていない側面もある。
トランプ氏の「ゲーツ司法長官」人事、政界揺るがす
共和党の一部議員から懐疑的な声
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