UFOは実在し、米国民は真実を知る権利がある――13日に開かれた米議会の公聴会で、政府と軍の元高官らがこう証言した。米海軍退役少将のティム・ギャローデット氏は「われわれは目をそらすべきではなく、この新たな現実に果敢に向き合い、そこから学ぶべきだ」と述べた。同氏は約10年前の海軍演習中に不可解な飛行物体の映像を見たと証言した。二つの下院監視小委員会の公聴会は、長い間大衆を魅了してきたUFO(未確認飛行物体)について透明性を求める議会の取り組みの一環だ。証人らは説明のつかない空中での現象を目撃したと主張し、米政府が知っていることを隠ぺいしていると訴えている。議会は2022年、「未確認異常現象(UAP)」に関する公聴会を50年超ぶりに開催した。それ以来、議員や一般市民は、UAPを目撃し、それが国家安全保障上のリスクとなり得ると証言する軍・情報機関の当局者の話を聞いてきた。