ウクライナは19日、米国が供与した長距離ミサイル「ATACMS」をロシア領内に向けて初めて発射した。かねてロシア政府はこうした攻撃に報復すると警告しており、ウラジーミル・プーチン大統領の対応が試されることになる。ウクライナ当局者によると、ウクライナはATACMSを使用し、同国と国境を接するロシア西部ブリャンスク州の弾薬貯蔵施設を攻撃した。ジョー・バイデン米大統領がATACMSの使用を許可してからわずか数日後に攻撃を実行した。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は19日、この攻撃について「彼らが事態をエスカレートさせたいと望んでいるシグナルだ」とし、戦争は新たな局面を迎えたと話した。
ウクライナ、米供与の長距離ミサイルで初めてロシア領攻撃
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