奇跡は自分のなかにある、だから生まれ変わりさえすれば、きっと人生の逆転劇を起こせるに違いない――。「やればできる!」と思考が変わる話題のベストセラーが日本に上陸。31歳、一度は人生をあきらめた著者が再起できたのは、古今東西の成功者たちが持つ「6つのマインド」にあった。3000冊を超える本を読み、抽出された「プラス思考」「決断力」「切実さ」「愚直さ」「謙虚さ」「根気」を武器に、一度しかない人生、「なりたい自分」になる方法を1冊に凝縮。新刊『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から「自分ならできる」と信じられるノウハウを紹介する。

待っているうちに、人生が終わってしまうざんねんな人たち。あなたはどっち?Photo: Adobe Stock

ジャック・マーが説いた「貧乏マインド」を持つ人とは?

 アリババ・グループの創業者、ジャック・マーは、頭で考えているばかりで行動しない人の思考パターンを「貧乏マインド」と名付け、こう語りました。

「貧乏マインドの人と働くのはもうたくさんだ。何かをタダであげると、『これは罠だ』と言い、少額の投資を求めると、『それでは儲からない』と言い、多額の投資を求めると、『そんなお金はない』と言う。

 新しいことに挑戦しようと誘うと、『経験がないから』と言い、伝統あるビジネスを提案すると、『それでは成功は難しい』と言い、新しいビジネスモデルを提案すると、『マルチ商法じゃないの?』
と言い、一緒に店を出そうと言うと、『自由がなくなるから』と言い、では起業したらと勧めると、『自分は専門家じゃないから』と言う。

 貧乏マインドの人たちには共通点がある。グーグルやポータルサイトで検索ばかりして、似た者同士の友人たちの話ばかり聞いている。大学教授よりも口が達者なのに、ろくに行動しない。彼らに何ができるのか、聞いてみたらいい。何も答えられないだろう。

 私の結論はこうだ。言い訳する暇があれば、早く行動に移し、考えてばかりいるより、何かやってみたらいい。貧乏マインドの人は、ひとつの共通点のせいで失敗する。待っているうちに、人生が終わってしまうのだ」

 あなたはどうでしょう。あなたも貧乏マインドに染まっていないでしょうか。それとも、頭のなかから出て、行動に移す勇気があるでしょうか。

(本記事は、『たった一度でもすべてをかけたことがあるか』から抜粋、一部編集したものです)