ドナルド・トランプ次期米大統領が新たな関税の発動を表明した。これは、米国・メキシコ・カナダの自由貿易協定のルールを書き換え、中国に追加関税を課す意図を明確に示すものとなる。現在の国際貿易システムは米国に多大な犠牲を強いているとトランプ氏はみており、貿易を巡り再び対決姿勢で臨むことを同盟国と敵対国両方に示した格好だ。トランプ氏は25日、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、メキシコとカナダは不法移民の増加と合成麻薬「フェンタニル」のまん延を助長していると非難し、両国からの全輸入品に25%の関税を課すと表明した。26日のアジア時間の取引では、米ドルに対してメキシコペソは1.4%、カナダドルは1%それぞれ下落した。
トランプ氏、北米貿易協定で対決姿勢
メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すと表明、不法移民や合成麻薬問題で対応迫る
有料会員限定
あなたにおすすめ