テック大手は、人工知能(AI)の覇権争いで誰が勝者であるかを判断する新たな「指標」を手に入れた。それは、米半導体大手エヌビディアのチップを1カ所にどれだけ多く配置できるかだ。大規模データセンター(DC)を運営する企業はここ2年間、エヌビディアが得意とするAIプロセッサーの購入を競ってきた。今や最も野心的な企業の中には、数十億ドル規模のコストをかけ、前例のない数のエヌビディア製最先端チップを搭載した「コンピューターサーバーのスーパークラスター(集合体)」を構築することで、その取り組みを強化している企業もある。