【中学受験】直前期に「塾の言いなり」で失敗する親子と「チート作戦」で合格をつかむ親子の違い写真はイメージです Photo:PIXTA 

10年、20年先の社会の変化を見据えて、子どもの教育を考え始める親が増えている。幼児から高校生まで教える人気学習塾「VAMOS」の富永雄輔代表が、教育の新潮流から、子供の学力の伸ばしかたのヒントなどを解説する。連載第5回では、冬期講習、直前講習の受け方を含めた冬季の過ごし方について語ってもらった。(進学塾VAMOS代表 富永雄輔、構成/ライター 奥田由意)

なりふりかまわぬ
受験直前「チート作戦」

 年始に中学受験を控えたご家庭では、冬期講習やお正月の直前特訓などの講習をどのように受けたらいいかが気になっている時期でしょう。

 そもそも、今からまだ成績は上がるのだろうか。上がるとしたらどのくらいで、そのためにはどうすればよいのか。どうしても志望校に届かない部分があるけれど、それはどのように詰めていったらいいのかーー。悩んでいる親御さんも多いかもしれません。

 昨今は、Youtubeなどのオンラインコンテンツから、個別塾、家庭教師、大手塾の各種オプションメニューまで、学習サービスが充実しています。選びたい放題で頭を抱えているという親御さんもいるかもしれません。

 自分の子に最適な冬季の過ごし方はどういうものか。塾の冬季講習、直前講習はどのように選ぶべきか。大手塾以外で個別指導のメニューはどのように組み合わせていくといいのか。「塾を賢く使う」方法と入試本番の直前期だからこそできる「チート作戦」についてお話していきます。

 大手塾などでは冬期講習や直前講習の予告が始まっています。この時期は個別塾、家庭教師、オンラインサービスでも目移りするくらいさまざまな形式の中学受験直前対策サービスが提供されています。そうした中で、親として何をすべきか、どこに焦点を当てるべきかを見極めることが非常に重要になってきます。