ジョー・バイデン米大統領は1日、次男ハンター・バイデン氏に恩赦を与え、税法違反と銃器の不法購入・所持に関する刑事有罪判決を帳消しにした。バイデン氏は今年、そのような恩赦は与えないと述べていた。ハンター氏は数週間後には、長期の禁錮刑を受ける可能性があったデラウェア州とカリフォルニア州での量刑言い渡し公判に出席する予定だった。バイデン大統領は声明で、司法省が息子に対して「異なる扱い」をしたことは明らかだと述べた。「私はきょう息子のハンターに恩赦を与えた」とし、「就任以来、司法省の意思決定に干渉しないと述べてきたが、息子が選択的かつ不当に起訴されるのを見ながらも、私は約束を守った」と述べた。デラウェア州では、ハンター氏は今年、2018年の銃器購入時に記入した連邦政府の書類に薬物使用について虚偽の申告をしたとして、有罪判決を受けた。その3カ月後、ロサンゼルスで税金関連の裁判が始まろうとしていた矢先、同氏は突然罪を認めた。