小学校受験で「子どもの心を壊さない親」が大切に守る3つの神習慣写真はイメージです Photo:PIXTA

年々受験者数が増加している小学校受験。受験する場合、親子関係でどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。今回は「小学校受験で子どもの心を壊さない方法」について、私立・桐蔭学園小学校の塩原副校長に聞きました。(MagicAI Pass 取締役 横山美菜子)

小学校受験をするわが子へ
つい、厳しい言葉をかけてしまう…

横山美菜子:今回は、小学校受験をめぐる親子関係について、特に気をつけたい点を中心にお話を伺えればと思います。

塩原副校長:ありがとうございます。まず、保護者の皆様に心に留めていただきたいことがあります。それは、「お子様への愛情が強いからこそ、時として厳しい言葉になってしまう」ということです。

 これは決して特別なことではありません。多くの保護者の方が経験される、自然な感情なのです。

横山:その通りですね。私自身、受験期の子育てを経験して、つい焦りから「もっと早く」「もっとしっかり」といった言葉を投げかけてしまった記憶があります。きっと多くの保護者の方も同じような経験をされているのではないでしょうか。

塩原副校長:はい。桐蔭学園の教育実践の中で、多くの保護者の方々とお話をさせていただく機会がありますが、そういったお話はよく伺います。

 大切なのは、どのように子どもと向き合っていくか、その方向性を見つけることだと考えています。

 次ページからは「小学校受験受験で子どもの心を壊さない親の関わり方」を深掘りする。さらに、家庭学習での「具体的な声かけ」や、「子どもが課題に苦戦している時の対処法」など、今すぐ使える具体的な対処法についても解説していく。