米国のドナルド・トランプ次期大統領は4日、通商・製造業担当の大統領上級顧問にピーター・ナバロ氏(75)を起用すると発表した。トランプ氏は輸入品に対する大規模な関税導入を公約に掲げており、熱心な支持者であるナバロ氏を影響力のあるポストに据える。トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、「彼の使命はトランプの製造業、関税、通商政策を成功裏に進め、意思伝達を支援することだ」と書き込んだ。ナバロ氏は第1次トランプ政権でも通商・製造業担当の大統領補佐官を務めた。2021年1月6日の議会議事堂襲撃事件を巡り、調査を行っていた下院委員会を妨害したとして、議会侮辱罪で禁錮4月の判決を受けて服役した。