米国のドナルド・トランプ次期大統領は4日、内国歳入庁(IRS)の長官にビリー・ロング元下院議員を指名すると明らかにした。現職のダニエル・ワーフェル長官を2027年の任期終了前に更迭する考えを示した。ワーフェル氏は2023年からIRSを率いており、共和党の反対を押し切って民主党が承認した同庁の拡張を進めている。IRSの広報担当者はコメント要請に応じていない。ロング氏は11~23年までミズーリ州選出の下院議員を務め、プロの競売人という経歴を持つ。同氏がポストに就くためには、上院の承認を得る必要がある。