「ダイエットにはガマンが必要」「痩せてもどうせリバウンドする」…。そんな世間の常識を覆した話題のダイエット本の「実践篇」が満を持して登場! 新刊『3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK』(野上浩一郎著)では前著の理論に基づき、おすすめの朝・昼・晩の家メシレシピや外食メニューを紹介。すぐにダイエットに取り組みたくなる仕掛けも満載です! この連載では本書より抜粋して、3か月で自然に痩せて二度と太らない体になる「3勤1休ダイエット」のコツを紹介します。
3勤1休ダイエットなら、3か月で自然に痩せる
新年を迎えて多くの人が「よし!今年こそダイエットするぞ」「今日から頑張るぞ!」と、決意を新たにしていることでしょう。
そんなときに水を差すようで申し訳ありませんが、多くの人がダイエットに失敗する原因はズバリ、「ダイエットのイベント化」にあります。
「よし、今日からダイエットを頑張るぞ!」と気合を入れて、昨日までとは180度異なる生活を始める。これまで好きなものを自由に食べてきたのに、急に糖質をゼロにする。ほとんど外出もしていなかったのに突然ランニングを始める……。そうやって無理や我慢を続けてストレスがたまり、何かの拍子にルールを破ってしまい、挫折していくのです。
だから、挫折しないためには、ダイエットをいかに日常に取り込めるかがカギです。
つまり、3日ダイエットに気を使って過ごし、1日ダイエットを休む。それを習慣化するくらいがちょうどいいのです。
短期集中型や他者が管理するスタイルは、終わった途端、欲望が解放されるのでリバウンドしやすいのに対し、「3勤1休」ダイエットは、3か月という時間をかけて、無理なく主体的に取り組めるのも特徴です。だから、成功率9割以上、リバウンド率ほぼゼロなのです。
「3勤1休ダイエット」には、我慢は一切なし
本書で紹介している3勤1休ダイエットは「3日ダイエットに取り組んだら1日休む」を3か月間、繰り返していきます。ダイエットモードの3日間も、極端な食事制限やハードな筋トレなどは一切ありません。ダイエットオフの1日を利用すれば、ケーキも、ラーメンも、お酒も我慢しなくて大丈夫。
具体的なやり方は本書でチェックしていただくとして、まず、最初に決めたいのは、体重と体脂肪率の「目標」です。
「もう少し痩せたい」「できるだけ体重を落としたい」など、目標が不明瞭だと成功しません。目標は数値化してゴールを明確にしましょう。
目標値はP128を参照。ペースは1か月あたり現体重の2.5~5%減が目安です(現体重が60キロなら1か月でマイナス1.5~3キロ減)。過度なダイエットは体の不調やリバウンドを招きやすいので気をつけましょう。
次のページでお正月期間(2025年1月1日~1月5日)限定で、本書の「読者特典」である、理想的な体重や減量ペースが自動計算できるサイトを公開しています。
ぜひ、まずは自分の理想の体重や減量ペースを知り、目標を決めて、「3勤1休」ダイエットに励んでみてください。
*本記事は、「3か月で自然に痩せていく仕組み 実践BOOK」から抜粋・編集して構成しています。
著者:野上浩一郎(治療家・ダイエットコーチ) 記事監修:西井義典(医師)
治療家・ダイエットコーチ・バランス整骨院 中原院長
大学卒業後、IT系企業に就職するも「もっと人と関わる仕事をしたい」と転職。その後、修行時代を経て2015年に神奈川県で整骨院を開業。開業して「痛みと同じくらい肥満に悩む人が多い」と気づき、ダイエット指導を開始。コロナ禍では、コーチングをベースにした90日間のオンライン・ダイエットプログラムを提供し、その参加者のダイエット成功実績は90%を超える。のべ3万人の施術経験と、700人のダイエット指導実績あり。
医師・西井医院院長
2000年、三重大学医学部卒業。三重中央医療センター、松阪厚生病院などを経て、三重県松阪市の医療法人である実家の西井医院を継ぐ。専門は呼吸内科だが、開業後は「地域のかかりつけ医」として検診から高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風といった慢性疾患などまで、幅広く診察している。