ついつい食べて過ぎてしまう食欲の秋。これからダイエットしようと考えている人にぜひ読んで欲しい1冊が『医者が教えるダイエット 最強の教科書』だ。「1ヵ月で痩せました!」「考え方が変わった!」と絶賛の声が続々。大きな支持を集めている。著者は、生活習慣病の専門医・牧田善二氏。「食欲をガマンしない」「キツい運動はしない」「お酒を飲んでOK」などダイエットの常識が次々と覆される。本記事では、「ダイエットの疑問や悩み」について、牧田医師に答えてもらった。(取材:中村富美枝)

【医者が教える】本気で痩せたいなら最初にやるべき「1つの根本的なダイエット法」Photo: Adobe Stock

糖質制限をすると、食べるものが見つからない

質問者:30代女性

――糖質制限すれば痩せるという理屈は理解しているつもりです。でも、実際にはできません。炭水化物がダメだというなら、食べるものが見つかりません。いったい、何を食べたらいいのでしょうか?

牧田医師:私の患者さんからも、このような質問はよく投げかけられます。

 糖質制限をしていても、食べられるものはたくさんあります。肉も魚も野菜もOKなのですから。

 しかも、遠い祖先の時代から人類はずっとそういう食生活をしてきたのです。つまり、あなたが本来食べるべきものであれば、いくらでも食べていいのが糖質制限なのです

 ところが、肉も魚も野菜もあるのに「食べるものがない」と、あなたは感じている。それは、糖質中毒がひどくなって感覚がズレている証拠です。

 糖質中毒の人にとって、食べたいのはご飯やパン、麺類といった炭水化物であって、本当に必要な栄養素ではなくなっているのです。

痩せるためには、まず糖質中毒から脱出すること

牧田医師:一度、脳をリセットして、このズレを正していく必要があります。

 そのためには、徹底的に糖質をカットして中毒を治すこと。中毒から脱しさえすれば、炭水化物を摂らなくても平気な体になります。

 私もそうですが、糖質中毒でない人は、肉や魚、野菜を中心に、タンパク質や脂質が多い食生活を送っています。

 タンパク質や脂質は、糖質のような中毒を起こしません。だから、肉をたくさん食べたら満足して、「今度は魚がいいや」「しばらく肉はいいや」と、自然にバランスを取っていけるのです。

 タンパク質中毒も脂質中毒もありません。唯一、中毒を起こすのが糖質です。

 中毒を起こしているから、ご飯をたくさん食べたのに「もっと食べたい」と感じるし、ご飯がないから「食べるものがない」とも思えてしまうのです。

 そのズレてしまった感覚を修正することから始めましょう。