海外・国内旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「【地球の歩き方が教えます】年末年始こそコスパ良く海外へ!円安も物価高も怖くない『6つの秘策』」です。一時期に比べると落ち着いたとはいえ、円ドルレートは2024年12月16日現在1ドル153円台と円安基調が続いています。海外旅行をするにも、少しでも予算を抑えたいという方も多いはず。世界的には物価高も進んでいて、旅人にとってはまさにダブルパンチの状態ですが、少しでもリーズナブルに海外旅行を楽むためのワザを6つ紹介します。(文/地球の歩き方)
繁忙期を見極める
日本で大型連休といえば5月のGWと年末年始です。この時期は多くの人が国内・海外旅行に出かけるため、1年のなかでもっとも航空券やホテルの値段が高騰します。
では、GWや年末年始さえ避ければ安く海外へ行けるのかというと、答えはNOです。
各国や地域によっては日本のGWのような大型連休が存在し、その期間は多くの旅行者が行き交います。例えばアジア圏で祝われる旧正月(春節*)は1月後半~2月中旬にかけて約1週間の休みとなり、現地発着の飛行機は軒並み混みあい価格が高くなります。国内移動する人も多いため都市部を中心に宿泊費も高い傾向です。
ヨーロッパでは夏休みに長期休暇をとる人が多いため、夏のヨーロッパは航空券、宿泊費ともに高く、アメリカでは11月末のサンクスギビングから年末にかけてはホリデーシーズンとよばれる季節で、この時期も旅行の需要が高まり、価格に反映されます。
このように、日本の大型連休はもちろん渡航先の祝祭日なども把握しておけば、「日本では時期をずらしたつもりなのに現地は繁忙期でとても高かった!」ということが防げます。
航空券は比較検討を!
Aという地点からBという地点へ行く場合、直行便以外にもCで乗り継ぐ経由便などがあります。一般的に直行便と比べると経由便の方が安く手配できる場合が多く、またCでの滞在時間によっては一時的に空港を出てその国を観光することもできます。
インターネット上では色々な航空券比較サイトが存在していて、サイトによっては航空券の最安値を調べられたり、キャンペーンを行う場合もあります。世界中の航空会社の運行状況から比較できるので、料金はもちろん出発の時間帯や乗継便を利用の場合は乗継先での滞在時間なども好みのものを見つけられます。
※ 春節の時期は毎年変動